【最終章】TOEIC360でカナダ渡航→ワーホリ迷走→短大進学→現地就職|海外経験をキャリアに変えるまで

TOEIC360の状態でカナダに渡り、語学学校と転校を経験した後、私はワーキングホリデーへ切り替えました。

しかし前向きな選択というより、将来設計が一度崩れた後に残った残された現実的な選択でした。

語学学校、ワーホリを経て思ったことは、「海外で生活した」だけでは次のキャリアに繋がらないという現実でした。

そこから私は、短大進学・職種選択・現地就職という流れを通して、人生をどう再構築していくかを模索することになります。

この記事は、その最終章です。


目次

ワーホリ後に残った現実|帰国か継続かの分岐点

ワーホリを終えるころ、大きな分岐点がみえました。

このまま帰国するのか、それともカナダ現地で生活していくのか。

ただ、どちらを選ぶにしても共通していたのは、「この状態のままでは何も変わらない。これからの人生何をしたいのか」という感覚でした。

これまでの語学学校・転校・ワーホリという流れは、経験としては残っているものの、職歴やスキルとして説明できる形にはなっていませんでした。

この時点で必要だったのは、今後の人生の「再設計」でした。


なぜ短大に進学したのか

高卒公務員という安定を捨てた以上、単なる「思い出作りの海外留学」で終わらせるわけにはいきません。帰国後のキャリア、あるいはその先まで見据えた戦略が必要でした。

そこで私が挑戦したのが、英語4技能の国際試験「IELTS」の受験でした。

今後の人生と必死に向き合い、弾き出した答えは「カナダで現地の短期大学(カレッジ)へ進学」。

理由は、短大を卒業すれば、現地での就職のチャンスが圧倒的に広がり今後の選択肢も広がります。それだけでなく、「この土地で長く暮らす(永住権の獲得)」という未来の選択肢までもが、可能性としてあります。

もちろん一度は「英語力と資金調達の壁」にぶつかり、カナダ行きを諦めかけた過去があります。「また過去のように経験した高い壁に挑んで、本当に大丈夫だろうか?失敗しないだろうか?」という恐怖や迷いがなかったと言えば、嘘になります。

それでも最終的には、一時的な感情で悩むのをやめました。

「これが、私の人生のキャリアとして成立するかどうか。そして、自分の可能性をどこまで広げられるか」

ただの憧れで終わらせないために「この最後の挑戦で絶対に自己成長してみせる」という強い覚悟のもと最後の私の挑戦が幕開けました。

短大生活の現実|ここでも問われた“人生設計”

無事に短大に進学したことで、一度は状況は良くなったように感じました。

「これでようやく前に進めるかもしれない」 当時はそう思っていました。

しかし、現実は想像よりもずっと忙しいものでした。

授業は語学学校よりも専門的で、授業スピードも一気に上がります。

英語を理解するだけでは足りず、課題をこなしながら単位を積み上げていく必要がありました。

毎日は、

  • 授業についていく
  • 課題を終わらせる
  • 単位を落とさない
  • ボランティア活動にも参加

この繰り返しで毎日が精一杯でした。週末は遅くまで課題を終わらせつつ復習。

正直に言うと、いわゆる想像上のキラキラした「キャンパスライフ」のような余裕はほとんどありませんでした。

家と学校を往復しながら、課題と授業に追われる日々でした。その中で私は、ある意味で“余白のない生活”の中にいました。

ただ一つだけ、ずっと頭の中に残っていた問題があります。

「自分は最終的にどうなりたいのか」

目の前の課題をこなすことに必死になるほど、その問いだけが浮かび上がってきました。

しかし当時は、その答えが見つけられませんでした。

そのため、今やっている勉強が将来にどうつながるのか、自分の中で説明できない状態が続きました。

気がついたことは、私の問題は英語力そのものではありませんでした。

進む方向が整理されていないまま動いていたことでした。

ゴールが曖昧なままだと、何を優先すべきかも決まりません。

結果として、どれだけ真剣に取り組んでいても、行動は場当たり的になってしまいます。

当時の自分はまさにその状態でした。

その後、「何を専攻として選ぶか」という現実的な選択にも向き合うことになります。

観光業にすすむという選択肢も考えました。

ただ、自分の性格や働き方を考えると、長期的に続けるイメージが持てませんでした。

人と関わること自体は嫌いではありません。ただし、内向的な自分が務まるかは想像出来ませんでした。常に対人対応が求められる仕事や不規則な働き方は、負担がかなりあると思い違う道を模索しました。

他には、公認会計士のような専門職も検討しました。

ただし、学費や英語力、学習期間の長さを考えると現実的ではありませんでした。

その中で見つけたのがPayrollという分野でした。

Payrollの専門コースは、当時フルタイムの学生で2年で修了すれば、卒業後の就労ビザにつながるルートでした。

加えて、数字や制度を扱う仕事に抵抗がなかったこともあり、「これは現実的にキャリアとして成立するかもしれない」と初めて感じた選択肢でした。

こうして私は、ようやく一つの方向性を選ぶことになります。

“夢”だけでは選べなかった、当時の3つの進路比較

留学先や就職活動で悩んでいた当時、検討していた3つの進路を「夢」「挑戦」「現実」の視点で整理しました。

比較項目🌸 Tourism💎 CPA (公認会計士)🚀 Payroll
位置づけ憧れの職種プロの専門職狙い目の専門スキル
難易度中程度(競争あり)専門性あり / 競争非常に高い専門性あり / 競争少なめ
コスト一般的学費高額中程度
将来性不安要素ありキャリアアップ可能性大キャリアアップ可能性は中程度
ビザ★☆☆(短期戦)★★★(長期戦)★★★(中期的)
向いている人対人スキル高い超長期努力型現実重視型

💡 結論:なぜ「Payroll」を選んだのか?

当時の私にとってPayrollは、

  • 「現実的に狙えること」
  • 「条件次第で就労ビザにつながる可能性がある」
  • 「未経験でも現地就職に有利になる」
  • 今の英語力でも簡単ではないが叶わないわけではない

これらを踏まえた上で、Payrollは最もリスクとリターンのバランスが取れた「現実的な人生の再設計」でした。


初めて“職業”が現実化した瞬間

短大生活の中でPayrollを学び始めたことで、それまで曖昧だった「働くイメージ」が少しずつ具体化していきました。

それまでの自分にとってキャリアとは、「英語を使う環境に入ること」や「海外で働くこと」といった、かなり抽象的なものでした。

しかしPayrollは、それまでの語学中心の学習とはまったく違う感覚がありました。

給与計算、税務、制度理解など、明確に“業務”として成立している領域だったからです。

専門用語は多く、制度も日本とは異なり、未経験の領域でした。もちろん簡単ではありませんでした。

ただ、それでも「英語力だけを追い続ける状態」から初めて抜け出せた感覚がありました。数字を扱うことは英語より容易に感じられました。

ここで初めて、 「英語を学ぶこと」が目的ではなく、「英語を使って職業を成立させること」が目的なのだ と認識するようになります。

そして同時に、海外で働くためには、

  • 英語力
  • 学歴
  • ビザ
  • 専門性
  • 実務経験

といった複数の条件が組み合わさって初めてそれまで漠然としていた「海外で働きたい」という考えが、ここでようやく“現実的なキャリア”として実感を持ち始めました。


現地就職の壁|最大のハードルは英語ではなかった

職種の方向性が見えたことで就職活動を始めましたが、現実は想像以上に厳しいものでした。

まず大きかったのは、未経験採用の難しさです。

実務経験が重視されtるカナダでは日本以上に、卒業直後の未経験者がそのまま採用されるケースは多くありません。

Payrollであっても例外ではなく、経験のない状態ではスタートラインに立つこと自体が難しい構造でした。

さらに外国人としての就職では、即戦力性がより強く求められる傾向にあります。

その結果、英語力、プラス「経験の有無」が選考の中心になっていました。


自力で現地就職できた理由|スキルではなく設計

就職活動は容易ではありませんでしたが、最終的に現地で自力で仕事を得ることができました。

その理由は、スキルそのものではなく、「採用される構造を逆算したこと」でした。

  • レジュメを雇用主に合わせ、設計する
  • 求人ごとに強調点を変える
  • 通過する条件を理解し、アピールする

単純な応募数ではなく、「通るための構造」を作ることに集中しました。

その結果、運やコネクションではなく、再現性のある形で就職が成立しました。


おわりに|TOEIC360点だったあの日の私へ

カナダの空港に学生として降り立ったとき、私の英語力はTOEIC360点でした。

カフェですら注文することが怖く、会話はただの雑音にしか聞こえなかったあの頃。ワーホリで行き詰まり、「私の人生、このまま異国の地でただ労働しただけで終わるのだろうか」と、悩んでいた日のことを、今でも鮮明に思い出します。

もし、当時の私が「英語さえ話せれば、いつか報われる」という幻想にすがり続けていたら、今の私は間違いなくここカナダには戻ってきていません。語学留学から始まり、ワーキングホリデー、短大進学、そして現地就職までを振り返ると、一貫していたのは「環境を変えること」そのものは意味があったわけではありませんでした。

私が手に入れたものは、単なる「カナダでの就職」という結果ではありません。 「現実を見つめ、問題に対し真摯に向か解決策を模索し、自分の力で人生をこじ開けた」という、何物にも代えがたい自信です。

本気で動き出したら、景色は変わった

この記事を読んでいるあなたへ。 もしかしたら今、かつての私と同じように、海外で、あるいは日本で、自分のキャリアに迷い、焦り、立ち止まっているかもしれません。

「今さら挑戦しても遅いのではないか」 「自分には、誇れるようなスキルも英語力もない」

そう思う必要は、全くないです。 スタート地点がどれほど低くても、途中でどれほど迷走しても、「現状を分析し、ゴールから逆算して行動する」ということをすれば、人生はいつからでも再設計可能です。後悔すると思うなら、今行動しましょう。早ければ早いほどやり直しも効きます。

「海外に行けば、何かが変わる」のではありません。 「あなたが設計図を描き、動くからこそ、海外という環境が最高の武器に変わる」のです。

“Your past does not equal your future.”(過去は決して、あなたの未来と同じではない)

TOEIC360点、コネなし、Payroll未経験の私にできたのです。 なりたい自分の設計図を持って一歩を踏み出すあなたに、できないはずがありません。

あなたの描く新しいキャリアの第一歩を、私は心から応援しています。

💡 誰かのためになる英語コーナー

今回のテーマは、
「キャリア再構築」と「現地就職」です。


Career Path
(キャリアパス)

I had to rethink my career path in Canada.
(カナダで自分のキャリア設計を見直す必要がありました)

Practical Experience
(実務経験)

Practical experience was more important than I expected.
(実務経験は想像以上に重要でした)

Qualification
(資格・専門性)

I realized I needed qualifications, not just English skills.
(英語力だけでなく、専門性が必要だと気づきました)

Competitive Job Market
(競争の激しい就職市場)

The job market was far more competitive than I thought.
(就職市場は想像以上に競争が激しかったです)

Trade-off
(取捨選択/何かを得る代わりに何かを捨てること)

Every career decision involves trade-offs.
(どんなキャリア選択にも取捨選択がある)


海外経験で本当に必要なのは、『あれもこれも手に入れること』ではなく、『何を選び、何を諦めるか』という引き算の覚悟です。

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